こんにちはIssaです。
今回は分散型SNS「Damus」でビットコインをもらう方法を紹介します。
以前僕は「Damusの使い方」を共有した報酬で、「Lightning Invoice(ライトニング・インボイス)」を利用して、ビットコインで投げ銭してもらえたよ!
このように、現在はSNS内でビットコインを投げ銭してもらい、稼ぐことができるのです。
どんな技術が使われているのか、どのようにビットコインをもらえるのかを徹底解説していきます。
こんな方におすすめ
- Damusでビットコインをもらう方法を知りたい
- Lightning Invoiceとは何か知りたい
- Lightning Invoiceの設定方法を知りたい
Damusはビットコインの送受信が可能だよ!
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目次
ビットインがもらえるSNS「Damus」とは?
Damusは2023年1月31日にリリースされた分散型SNSアプリです。
アプリ名 | Damus(ダムス) |
リリース日 | 2023年1月31日 |
プロトコル | Nostr |
公式サイト | Damus公式サイト |
公式Twitter | Damus公式Twitter |
App Store | Damus App Store |
「Twitterキラー」とも称され、機能はTwitterと同じく「つぶやく(ポスト)」「いいね」「リツート(リポスト)」などがあります。
Twitterとの大きな違いは、
- 管理者がいない「非中央集権」である
- 仮想通貨「ビットコイン」の送受信が可能
という点です。
Twitterのように「Twitter社」という中央的な企業はDamusに存在しません。
Damusはデータを分散することでセキュリティを強化し、中央(企業)による権力に支配されない非中央SNSとなっています。
さらに、Damusとビットコインアドレスを紐つけることで簡単に世界中の人とビットコインのやり取りができるのです。
Damusでは「ライトニング・ネットワーク」を採用しており、手数料を抑え、少額のビットコインを迅速に送金することができるようになっています。
Lightning Network(ライトニング・ネットワーク)とは
ライトニングネットワークとは、一言で言うと「ビットコインのブロックチェーン外で取引を完結させる仕組み」のことです。
これだけでは分かりづらいので詳しく見ていきましょう。
ビットコインは送金に優れたブロックチェーンと言われますが、そこに問題点も存在します。
ビットコインの問題点
ビットコインは、マイナーと呼ばれる人たちが各取引に不正がないかどうかを検査し、取引を承認する仕組みをとっています。
そのためビットコインの送金時には手数料がかかり、その手数料がマイナーへの報酬となるのです。
しかし、ビットコインの普及が高まるにつれ取引量も多くなると、その分マイナーに対する手数料が増えてしまい、かえって使い勝手が悪い状態になってしまします。
これをスケーラビリティ問題と言います。
この問題を解決するのが「ライトニング・ネットワーク」なのです。
通常ビットコインのブロックチェーン上で取引が行われると、その都度ブロックチェーンに記録されます。
しかし、ライトニング・ネットワークではその都度ブロックチェーンに記録するのでなく、一定期間で区切り、まとめてブロックチェーンに記録するのです。
つまり、複数の取引を1回にまとめてブロックチェーンに記録できるようにするのです。
2者間の取引をまとめる「ペイメントチャネル」
この2者間の取引をまとめてブロックチェーンに記録する仕組みを「ペイメントチャネル」と言います。
ペイメントチャネルでは複数の「秘密鍵」でビットコインを管理する「マルチング(承認)」という技術で動いています。
ペイメントチャネル
例えば、AさんとBさんの間でビットコインの取引したいと考えお互い「チャネル」を立ち上げます。
※チャネル立ち上げ時には「Aさん=1BTC」「Bさんは3BTC」保有していたとします。
この時ブロックチェーンにチャネルを立ち上げ時の2人の保有額が記録されます。
チャネル立ち上げ後、チャネル間で「AさんがBさんに0.5BTC送金」すると、通常であればこの取引はブロックチェーンに記録されますが、ここでは記録されません。
次に「BさんがAさんに2BTCを送金」します。ここでもブロックチェーンには記録されません。
そして、チャネルを閉じます。
このチャネルを閉じた時点でブロックチェーンに記録されるのです。
つまり、ブロックチェーンに記録するのは、チャネル立ち上げ時の「Aさん=1BTC」「Bさん=3BTC」と、チャネル閉鎖時の「Aさん=2.5BTC」「Bさん=1.5BTC」の2回なのです。
このようにしてオンチェーン(ビットコインチェーン)上の負担を減らしオフチェーンで取引を行うことで、少量の送金を迅速にかつ僅かな手数料を実現するのです。
【Damus】ライトニング・ネットワーク対応ウォレット
Damusはライトニング・ネットワークを利用し、投げ銭が可能になっています。
- ほぼ無料の手数料
- 少額の送金
- 迅速な送金
が実現することで、Damusを利用するユーザーは増えてきています。
では、このライトニング・ネットワークを利用するDamus対応のウォレットを見ていきましょう。
Damusウォレット(日本対応)
Damus対応のライトニング・ネットワーク・ウォレットは、合計で13種類あります。
しかし、日本国内では入手できないウォレットが3種類(Strike、Cash App、River)あります。
国内で入手できる10種類のウォレットから、自分にあったウォレットを探してみましょう。
特にこだわりがなければ、Wallet of SatoshiかBlue Walletがおすすめです。
どちらも日本語対応しており、シンプルで使いやすいです。
個人的には、Wallet of Satoshiの方が使いやすいのでこちらを愛用しています。
Lightning Invoice(ライトニング・インボイス)とは
ライトニング・ネットワークには「Lightning Invoice(ライトニング・インボイス)」という機能があります。
ライトニング・インボイスとは「ライトニング・ネットワーク上でビットコインを受け取るための請求書」です。
このライトニング・インボイス(請求書)を相手に送ることでビットコインのやり取りができるようになります。
なお、この請求書はアルファベットや数字が混合するランダムなアドレスとなっています。
一般的なビットコインアドレスは「1」や「3」、「bc」から始まりますが、ライトニング・インボイスのアドレスは「Inbc」から始まるビットコインのアドレスとなっています。
この「Inbc」から始まるライトニング・インボイスのアドレスには、送金するための
- 金額
- 宛先
- 有効期限
の情報が詰まっています。
一般的なビットコインアドレス(例)
1JkcdvYhtpFvAU9gLuDC41ahctD6YBDUd4
ライトニング・インボイス(例)
lnbc10u1p37325vpp5sx6cvq97v5zdxc0wt4jsrjy59gsfjgkygdxfks2luy020zwzjeyqdqu2askcmr9wssx7e3q2dshgmmndp5scqzpgxqyz5vqsp5fgf3x3vy5ymylpk5wqdk3uevkjnmdrjpre2hmwz8eppd673rq7sq9qyyssqmf7c3dgpk7n9g326cr0xlfzxwtuudz908zktf0n0fv7ws89e9e9s92wwlfp8qhk70f2ymk9letj6t2e2nedq5w2k4mx6h9dve5zgfsqprdlual
金額を決め、アドレスを発行し相手に送付するだけで、瞬時に送金が可能になるのです。
【Wallet of Satoshi】DamusでLightning Invoiceを投稿する方法
実際に「Wallet of Satoshi」を利用して「ライトニング・インボイス」を投稿し、ビットコインをもらってみましょう。
ライトニング・インボイスを投稿する手順は以下の通りです。
ライトニング・インボイス
- 「Wallet of Satoshi」をインストール
- ライトニング・アドレスをコピー
- ライトニング・アドレスをPost(投稿)
⒈「Wallet of Satoshi」をインストール
まずは、「Wallet of Satoshi」をインストールします。
現在(2023.2.10)DamusはiOSのみ対応となっています。
インストールが完了したら「START」をタップし、ホーム画面から初期設定を行いましょう。
「Wallet of Satoshi」は日本語対応なので言語を日本語にします。
ホーム画面右上にある「…」をタップし「English」をタップするとさまざまな言語が出てくるので、「日本」を選択します。
⒉ライトニング・アドレスをコピー
次にライトニング・アドレスをコピーします。
ホーム画面下にある「受信」をタップします。
画面上に「Lightning」「Bitcoin」「Lightning Address」の3種類が出てくるので、「Lightning」を選択します。
するとQRコードとその上に「金額を入力」で出てくるので、貰いたい分の「sats」を入力し完了をタップします。
単位は「0.00000001 BTC=1 Satoshi (sats)」となります。
金額入力後、画面にQRコードとその下に「Inbc」から始まるアドレスが出てくるので「アドレスをタップ」してコピーします。
⒊ライトニング・アドレスをPost(投稿)
「Damus」を開き画面右下にある「+」をタップします。
投稿画面になるので、先ほどコピーしたアドレスをペーストし「Post」をタップします。
このようにライトニング・インボイスが投稿できていることが確認できたら完了です。
世界中の人からビットコインをもらえる時代
今回は、Damusでビットコインをもらう方法を紹介しました。
今後はSNSでも投げ銭が主流になり、その通貨は世界共通の通貨である「仮想通貨」が使われます。
そして、仮想通貨の送受信にはさまざまなネットワーク、ブロックチェーン、レイヤーが存在します。
これらの技術は今後も発展していくでしょう。
今までは、世界の人からお金をもらうというのは、手数料、手間、言葉の壁などで難しいことでした。
しかし、現在は相手にアドレスを送ればお金が瞬時に送られてきます。
そこに手数料も手間も言葉の壁も存在しません。
今後は日本だけでなく、世界中でお金のやり取りができるようになるのです。
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