こんにちはIssaです。
今回は、もはやもう知らない人はいない「ビットコイン」ですが、「ビットコイン」にはなぜ価値があるのかを考察していきます。
これはビットコインのチャート(価格グラフ)です。
ではなぜこれほどにまで有名になり価格も上昇しているのか。つまり、なぜ価値があるのでしょうか。
✅結論:みんなが価値があると思っているから
え?単純すぎない?と思った方もいると思います。しかし、これが事実です。
みんなが価値があると思っているとはどういうことでしょう。どのようにしてビットコインに価値がつくのでしょうか。
ビットコインに価値がつく理由
⒈「ビットコイン」はお金である
⒉「ビットコインには価値がある」という共同幻想
⒊「ビットコインの価値は」需要と供給の量で決まる
簡単な話、ビットコインが価値があるのは「みんなが価値があると思っているから」で終了しても良いですが、今回はさらに深掘ってみましょう。
ビットコインが価値があるのは「みんなが価値があると思っているから」でしたね。
では、なぜ「みんなが価値があると思っている」のでしょうか。
価値があると思っているのはなぜか
⒈多くの著名人・企業・国家がビットコインに関心を持っている
⒉ビットコイン自体に希少性(供給量の上限)がある
⒊お金としての信用がある
1つずつ見ていきましょう。
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目次
ビットコインの価値とは
⒈ビットコインはお金である
まず、大前提としてビットコインは紛れもないお金です。
日本円、米ドルと言った国が定める通貨である法定通貨に対して、ビットコインはデジタル上で取り扱う仮想通貨です。
中身は違いますが、超簡単に言うと「Tポイント」と同じような感じです。
Tポイントは現物で手に持ったりできませんよね。
けど、あなたのスマホやカードのデジタル上にはTポイントが入っています。
ビットコインもデジタル上の「ポイント」ではなく「お金」としての役割があります。
現在(※2022年5月)の1BTC(ビットコイン)の価格は日本円で約380万円くらいです。
一枚のビットコインが現在は380万円もの価値があるお金になっています。
もちろん、ビットコインはお金なので誰かに送金したり、受け取ったり、さらに公共料金の支払いができたりします。
このように、ビットコインは「お金」であることをまず理解してください。
⒉「ビットコインには価値がある」という共同幻想
「凄腕の職人が作って…」「最高品質の革を使って…」「古い歴史があって…」
いや、違いますよね。これはルイ・ヴィトンに「価値があるもの」とみんな思い込んでいるのです。
ブランド物を見る鑑定士でない限り、凄腕の職人や高品質というのは判断できません。
僕たちの判断はみんなの意見なんです。
「ルイヴィトンのバッグには価値がある」「その他のブランドのバッグには価値がない」というみんなの(互いの)幻想を合わせることで、実際ルイヴィトンには価値が生まれています。
このような事を「共同幻想」といます。
ビットコインもこのように「ビットコインには価値がある」といった共同幻想により、事実価値を持っています。
⒊「ビットコインの価値は」需要と供給の量で決まる
繰り返しですが「ビットコインは価値がある」という共同幻想により、人々はビットコインを購入するということがわかりました。
人々が注目することにより、世界では「ビットコインが欲しい」という「需要」が生まれますね。
しかしこの需要に対して、面白いことにビットコインの枚数は絶対2100万枚以上ならないという制限があります。
つまり、ビットコインの数には限りがあるため、ビットコインを欲しいという需要が高まるにつれその希少性が高まり価格も上昇するといった流れになるということです。
みんなが「ビットコインに価値がある」と思いビットコインを買えば買うほど値段が上がっていき、またさらにビットコインの価値が上がるということですね。
「みんなが価値があると思っている」のはなぜか
ビットコインの価値はどのようにして価値がつくのか理解できましたか。
現在、未だビットコインと聞くと怪しいなど毛嫌いする方も多いと思いますが、価値がついていることには変わりなく、年々価値が増しているのも事実です。
では、次になぜそれほどの価値をみんなしてつけているのか、深掘って見ていきましょう。
⒈多くの著名人・企業・国家がビットコインに関心を持っている
まず、こちらの記事を見てください。
PayPal創業者のピーター・ティールがビットコインの価格は将来、現在の100倍になると言っています。現在(※2022年5月)の価格の100倍は1BTC(ビットコイン)約4億円です。
次にこちらも見てください。
規模的には小さな国ですが、今や国家ですらビットコインを持つようになっています。
その他にも、機関投資家などもビットコインに参入したのどのニュースが報道されたりしています。
そして、このようにビットコインを有名人が買うたび(持ってると発言するたび)ニュースで報道され僕たちの目に入ってきます。
となると、どうなるかみなさんお分かりですよね?そうです。
「ビットコインは価値があるもの」という共同幻想が働くのです。
⒉ビットコイン自体に希少性(供給量の上限)がある
先ほどの需要と供給の話と関連します。
ダイヤモンドを例に例えましょう。
なぜダイヤモンドはあんなに高いのでしょうか?
それは希少性があるからです。
世界にはダイヤモンドが無数にあるわけではありませんよね。
ましては全く同じ形、色のダイヤモンドは存在しません。採掘できる数が限られています。なのでこんなにも高いのです。
ビットコインも同じです。
ビットコインはもともと2100万枚しか発行されないプログラムとなっており、これは変えられません。
有限である貴重な物なのです。なのでそこに希少性が生まれます。
よくビットコインは「デジタルゴールド」と言われたりします。ここでの「ゴールド」とは貴金属の「金」ですね。
それもそのはず、ビットコインはもともとゴールドを参考に作られていると言われています。
世界中のゴールドも埋蔵量が限られていますよね。同じです。ゴールドもビットコインもその希少性の高さで資産としての評価を受けています。
⒊お金としての信用がある
お金は「信用」で成り立っています。
✅「お金=信用」
お金に対し信用がなければ価値がありません。
もし現代の1万円札を江戸時代に持っていけるとしても、その1万円でものは買えませんよね。
ただの紙屑と化します。
なぜなら江戸時代の人々は1万円札に対して1万円として(お金として)の信用がないからです。
その他にも、人生ゲームのお金で使う1万円札は1万円の価値がありません。
なぜなら、誰も1万円としての価値を認めていないからです。つまり、人生ゲームのお金は現実では信用されていません。
このようにお金の価値は「信用」を元に成り立っています。
現在、日本では1万円札は1万円の価値を持っており、この価値は日本銀行が保証しています。
なので1万円札の原価は十数円だけれど、1万円の価値があると信用されているので使われています。
ではビットコインはどうやって「信用」を担保しているでしょうか。
ビットコインでは、この信用を「ブロックチェーン」という技術で担保しています。
ブロックチェーンとは、簡単にいうと「誰でも取引台帳を見ることができ、不正ができないようにする技術」です。
誰かがビットコイン取引を実行すると、「マイナー」と言われる人々が一斉にその取引は正しい取引なのか、不正がないのかを検証します。
こうしてビットコインは不正のないお金としての信用が保たれています。
重要なのは「みんなの評価」である
人間は不思議なもので、物を買うときそれ自体の価値を評価して買うことって少ないです。
「みんなが買うから買う」「みんなが買わないから買わない」と言った幻想で物を評価します。
すごくくだらないように思えますが、これが事実なんです。なので、本質的にはその物自体の価値というのは無いのです。
みんなが価値を作っているのです。
そして、インフルエンサーと呼ばれる人々やその業界の大物が「これには価値がある」と言えばみんながそれに群がって買うようになっていきます。(実際それに価値が全くなくても)
逆に言えば、みんなが価値が無いといえば、それには価値がなくなります。
ビットコインは現在は価値があると評価されていますが、この先みんながもうビットコインには価値がないと言った場合ビットコインの価格は暴落し価値がなくなっていきます。
これは、ビットコインに限らず日本円といった法定通貨でも同じです。
「信頼」によって価値が保たれている面では本質的にビットコインと日本円はなんら変わりはありません。
なので、機関投資家などが「日本円なんて危ない」といって他の通貨に資産をスライドさせれば日本円はたちまち信用を失い価値がなくなります。
これは余談ですが、日本円は安心だけどビットコインは怖いという考えは本質的には間違っているのです。
繰り返しになりますが、このように人々が感じる「物」の価値は「周りの評価」と「信用」によってつくということです。
その他にも細かいことを言えばビットコインの価値の裏付けはさまざまなことがあります。しかし、それを全部理解する必要はありません。
「ビットコイン自体の機能」を理解も重要ですが「誰がどのくらいビットコインを評価しているか」の理解の方が重要です。これさえわかればビットコインの価値がわかると言っても過言ではありませんし、お金は増えていきます。