こんにちはIssaです。
2021年から現在まで日本でも流行りつつある「Web3」ですが、現時点ではWeb3で『稼ぐタイミング』ではないという話をしていきます。
こんな方におすすめ
- 結局Web3って稼げるのか知りたい
- Web3で稼ぐのは難しいって本当なのか知りたい
- 稼げるためには今何が必要か知りたい
最初にも述べましたが、
Web3で稼ぐタイミングは今じゃありません。
その理由は以下の通り。
- マーケットが小さすぎる
- プロジェクトの見極めが難しい
- 税制・法律面で稼ぎづらい
Web3とは何かわからない場合はこちらの記事を読んでね!
-
【完全理解】今後の時代を創るWeb3とは(後編)
続きを見る
目次
⒈マーケットが小さすぎる
まず第一に、Web3はまだまだマーケットが小さ過ぎます。
Web3のマーケットが小さいということは、Web3の需要と供給の規模が小さいあるいはバランスが取れていないため稼ぎづらいと言えます。
こちらのグラフは総務省が発表したインターネット利用者数を表したものになります。
1997年ではインターネットを利用する人の割合が9.2%で人口は約1155万人でした。
1997年というとインターネット初期の時代、つまり「Web1.0」の時代となります。
インターネット普及率は1997年の9.2%から約25年経った2021年で82.9%にまで普及していることがわかります。
Web3の人口率(日本)は1%未満である
Web3は今後数年、数十年先の社会で必須の技術や思想、構造となっていくので世の中に普及することは間違いありませんが、Web1.0の初期と同様まだまだ普及率が低いです。
例えば、Web3に関わる上で必須のツールである仮想通貨ウォレットを持っている日本人は約1万人程度と言われています。
この数字をもとにWeb3に関わっている人口率を計算すると、多く見積もったとしても1%にも達しません。
この1%の中でビジネスをしようとしてもやはり稼げる確率は低くなってしまうといえるでしょう。
⒉プロジェクトの見極めが難しい
ユーザー目線ではここが問題です。
現在日々数あるプロジェクトが生まれていますが、そのプロジェクトを見極めるのが難しいです。
プロジェクトの見極めが難しいということは、たとえプロジェクトに投資(利用)したとしても、成功するかどうか分からないため稼ぐのが難しいということです。
また、見極めが難しい主な理由は3つです。
- Founder(創設者)が誰だか分からないことが多い
- ロードマップや発信を見ても成功するのか判断がつきづらい
- 流行り廃りが激しい
⒈Founder(創設者)が誰だか分からないことが多い
各プロジェクトを見る上で『誰が運営しているのか』を見ることは非常に重要です。
匿名性を重視したWeb3では「運営元が不明」つまり、「Founder(創設者)が不明」であることが多いです。
良いWeb3プロジェクトがあって、そこに自分の資金を投資したとしても運営元が飛んだりすることだってあります。
このように、Founder(創設者)が誰だか分からないプロジェクトが多くて、今後も継続するプロジェクトなのか、ただ運営元だけが一時的に儲かりたいプロジェクトなのか分からないことが多々あるのです。
⒉ロードマップや発信を見ても成功するのか判断がつきづらい
プロジェクトにはそれぞれ「ロードマップ」という「今後の計画表」があり、これはユーザーにも示されます。
しかし、このロードマップを見てもプロジェクトが成功するのか失敗するのかを見極めるのが非常に難しいです。
なぜなら、『Web3プロジェクトの成功事例が少ないから』です。
そもそも参考となる成功事例がないのです。
模範解答がない以上、「ワクワクするプロジェクト」「応援したいと思うプロジェクト」といった感情面での見極めに重きを置いてしまうことが多いのです。
感情面に左右されるとういことの可否は置いといて、「稼ぐ」といった面では慎重にプロジェクトを見極める必要があります。
その見極める材料が現在は少なすぎるということです。
⒊流行り廃りが激しい
Web3のプロジェクトは流行り廃りが激しいです。
その時は盛り上がって独自トークン(仮想通貨)が急上昇しても、すぐに時が過ぎ価値が下落することもあります。
これは、Move to Earnのプロジェクト「STEPN」で稼げる「GST」というトークン(仮想通貨)のチャートです。
-
【お金を稼ぐ方法は仕事だけではありません】〇〇 To Earnの世界
続きを見る
このチャートを見ると、2022年4月下旬をピークに現在まで右肩下がりだね!
「STEPN」が流行り始めたのは2021年から2022年にかけてなので、約半年の間でプロジェクトが衰退し、「GST」通貨の価値が下がっていることが分かります。
このように、一時は爆発的な人気と話題を作ったプロジェクトでその時は稼げたとしても、その後すぐ稼げなくなってしまうのがWeb3の世界です。
先ほど話した「見極めが困難」とも似ているところがありますが、流行り廃りが激しい世界で「稼ぎ続ける」のは難易度が高いのです。
⒊税制・法律面で稼ぎづらい
Web3は税制・法整備も曖昧です。
日本にはWeb3に対しての法律がないため、似たような法律で当てはめるのが現状となっています。
⒈重税が課せられるWeb3.0
日本では仮想通貨に対しての課税が重過ぎます。
例えば仮想通貨を日本円に換金(利益確定)した場合、最大で55%もの雑所得分の税金が課せられます。
さらに日本でDAOを作って、そのDAO内で独自トークンを作り、そのトークンが上場したとしても重い税金が課せられるのです。
-
DAOで働く未来とその課題【DAOの定義から解説】
続きを見る
日本では、物理的にWeb3で稼ぎづらい状況にあるのです。
⒉法律が曖昧なWeb3
Web3では法整備も曖昧です。
先ほど話したようにWeb3に対しての法律がいまだにありません。
例えば日本でDAOを作ってもDAOに対する法律が無いため法律から見た時のDAOの立ち位置が曖昧なのです。
また、DAO内で何かトラブルがあっても法律上の責任者は誰なのかが不明なためさまざまなトラブルが発生します。
Web3は税制、法整備もまだ追いついていないんだね!
今何をすべきなのか?【結論:今は行動する時期です】
「今のWeb3では稼ぎづらい」ことがわかったね!じゃあ僕たちはどうすればいいのかな?
結論:今から行動し始めること、今以上に行動し続けること
イノベーター理論に当てはめると
イノベーター理論とは、約50年以上前に唱えられたマーケティング理論です。
イノベーター理論は新しい製品、サービスが市場に普及するまでのレベルを5段階に分けた理論です。
イノベーター理論
- イノベーター層
- 市場全体の2.5%
- 最初期に製品、サービスを採用する層
- アーリーアダプター層
- 市場全体の13.5%
- イノベーター層ほどではないが社会のトレンドや動向に敏感な層
- インフルエンサーになりやすい層
- アーリーマジョリティ
- 市場全体の34%
- 情報感度は高いが採用には慎重な層
- レイトマジョリティ
- 市場全体の34%
- 懐疑的な層
- 利用者が多数になったことを確認して初めて採用する層
- ラガード
- 市場全体の16%
- 最も保守的な層
- 新しい製品、サービスが社会常識の域に達するまで採用しない層
上記の画像と説明を見てもわかるように、「イノベーター層」は市場全体の2.5%となっており市場は成熟していません。
しかし、「アーリーアダプター層」では市場の13.5%をシェアしており市場が成熟し始めた最中であることがわかります。
稼げ始めるのは市場が「アーリーアダプター層」に達した段階
ここで重要なのは、稼ぎ始めるのは市場が「アーリーアダプター層」に達した段階であるということです。
「イノベーター層」は市場が未成熟で稼げず、「アーリーマジョリティ層」は市場が成熟し終わり、稼げません。
ベストが「アーリーアダプター層」なのです。
しかし、僕みたいな凡人は市場が「アーリーアダプター層」の域に達してから活動をスタートしては遅いのです。
稼げるのは市場が「アーリーアダプター層」に達した段階ですが、活動を始めるのは「イノベーター層」の段階であることが重要です。
現在のWeb3.0は「超イノベーター層」
幸い現在日本のWeb3業界は、市場が全体の約1%にも満たないため「超イノベーター層」です。
なので今行動することに意味があるのです。
正直、今Web3で成功する確率は低いかもしれません。
失敗したり、詐欺にあったりするかもしれません。
しかし、今なら許されるのです。
市場が成熟して失敗したり、詐欺にあったら「絶体絶命」だよね!
「超イノベーター層」の今活動し続けることが重要なのです。
海外進出も視野に入れる
税制・法整備の面で日本は遅れをとっています。
先ほど話した通り、せっかく稼いだお金の半分以上を税金で搾取される日本に耐えることができなければ「海外進出」も視野に入れるべきです。
実際に、優秀なエンジニアなどは日本の税制・法整備の面でシンガポールに進出したりと「海外進出」を実現させています。
自由度の高い国を選択することも必要な時代になっているんだね!
まとめ:今は行動の時期です
今回は、「Web3で稼ぐタイミングは今ではない」という話をしました。
結論として「市場が未成熟な現状では稼ぐのは難しい」ため僕たちは「市場が成熟するまで活動し続ける」ことが重要ということがわかりました。
まとめ
- マーケットが小さすぎる
- 市場が成熟するまで「活動し待ち続ける」
- マーケットは後からついてくる
- プロジェクトの見極めが難しい
- 市場が成熟していない今、見極める目を養う
- 見極めの失敗できるのは今しかない
- 税制・法律面で稼ぎづらい
- 税制・法整備は解決されるまで待つしかない
- 海外進出も視野に入れる
「超イノベーター層」である今だからこそできることがあるのです。
それは「今行動を始め、行動し続けること」です。
Web3は今後確実に到来するネット社会です。
稼ぐためには「参入のタイミング」が重要です。
市場が成熟しきった時に参入するか、市場が未成熟の時に参入するかでは雲泥の差があります。
さらに、Web3は時代の流れは早いです。
1ヶ月前に感じた「新しい」は1ヶ月後には「古い」ものになっています。
稼ぐタイミングは今じゃないですが、Web3で稼げるスキルを身につけるのは今です。
稼げるために、今日から行動し始めましょう。